披雲閣 国重要文化財指定(平成24年7月9日)
  
披雲閣について

 江戸時代にもこの場所に、約2倍の規模で政務が行われる場所、藩主が生活する場所として
「披雲閣」という名前の御殿がありました。現在の披雲閣は、明治維新後、老朽化を理由に取
 り壊された旧披雲閣を高松松平家の12代当主ョ寿伯爵が大正3年に再建に着手し、3年余
 りの歳月をかけ大正6年(1917年)に完成したものです。当時の新聞記事には「壮麗目
 を奪う」「瀬戸内海の一大建造物」といった見出しが躍りました。

 この建物は松平家の別邸として建てられましたが、その一方で、香川を訪れる賓客をもてな
 す迎賓館としての役割も持ちあわせていました。建築的特色としては、伝統を踏まえた意匠
 は近世以来の正統的書院造としていささかの破綻もなく、伝統技術と洋風技術が見事に融合
 された構造となっています。

 さらに披雲閣は、規模も大きく、一部改変はあるものの保存状態もよく当時の様相を伝える
 非常に高い価値を有するもので、平成24年7月9日には国の重要文化財に指定されました。
 文化財の指定後も貸館としての業務を続けており、市民に親しまれる文化財としてこれから
 の活用が期待されています。

 まさに歴史のステージと呼ぶにふさわしい披雲閣御殿
 あなたもこの披雲閣でオリジナルな夢を描いてみませんか。

 ※披雲閣は貸館として利用できます。歴史ある「和」の空間で、あなただけのオリジナルな夢を描いてみませんか。
   使用ご希望の方は、あらかじめ管理事務所までお問合せ下さい。 玉藻公園管理事務所 電話087-851-1521

披雲閣使用基準】 【使用料・配置図 披雲閣使用許可申請書


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